熱中症指数と対策

一般的に梅雨明けとお盆明けは熱中症が多く発生します。

今年は、6月末に猛暑とともに梅雨が明けた関東地方。
しかしその後、災害級の豪雨が続いたりして、雨の日も多く梅雨に逆戻りしたようなお天気ばかり。

私は、人々の疾病の予防などに関わる職業ですが、
12年前くらいだったでしょうか、猛暑で熱中症になる人が多かった夏がありました。

その頃に示されていた熱中症の救急搬送件数が物語っていたもの、それは

梅雨明けとお盆明けは、熱中症になりやすい

ということ。

この2つの時期、急激な気候の変化に身体が熱順化していないという共通点があります。
待てよ、梅雨明けはわかるけど、お盆明けなんて、夏真っ盛りじゃないか?
とお考えのアナタ。
そうなんです。そう思いますよね。
なぜお盆明けなのかというと、多くの企業が休日となるで
お盆期間中、体を動かさなかったり、涼しい場所にじっとしていたりして

寝正月ならぬ寝盆的な


梅雨明け以降せっせと暑さに慣れた体が、あっという間に暑さへの抵抗力を失った状態になるのです。

なので、決して”お盆明け”(8月15日以降)というカレンダー上の話ではなくて、
”涼しく過ごした夏休み明け”とお考えください。

最近は、厚生労働省や環境省による熱中症予防キャンペーンも行われています。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/

なるべく必要以上に炎天下にいかないか、屋外での作業時は日陰をうまく活用するか、
暑さ指数をチェックし、指数によっては、活動を控える、というのが大切です。

こちらの環境省のホームページも活用できます。
https://www.wbgt.env.go.jp/

自分で測定したいな、という方にはこんなのもあります。

子どものサッカー、野球チームなど、日陰のない炎天下で練習することが多い場合などは持っていると便利かもしれませんね。

これからお子さまの夏休みが始まるご家庭も多いと思います。
どうぞご安全に楽しんで、いい思い出ができますように。